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AHA・BHAとは?ピーリング成分の違いと正しい使い方

AHA・BHAとは?ピーリング成分の違いと正しい使い方

Afternoon編集部

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「AHAとBHAの違いってなに?」「PHAって最近よく聞くけど何が違うの?」
ピーリング成分は種類が多くて迷いますよね。この記事ではAHA・BHA・PHAの違いを比較表つきでわかりやすく解説し、あなたの肌タイプに合ったピーリング成分の選び方をお伝えします。

この記事でわかること

  • AHA・BHA・PHAの違いと特徴の比較
  • ピーリング成分の種類別おすすめ肌タイプ
  • 濃度とpHの関係——効果と刺激のバランスの取り方
  • 肌タイプ別のピーリング成分の正しい選び方・使い方
  • 併用NGの成分と安全な使い方ガイド

AHA・BHA・PHAの違いを一目で比較

まずは「AHA BHA 違い」「AHA BHA PHA 違い」を一目で理解できる比較表からチェックしましょう。

比較項目AHABHAPHA
正式名称アルファヒドロキシ酸ベータヒドロキシ酸ポリヒドロキシ酸
溶解性水溶性脂溶性水溶性
作用する深さ肌表面(角質層上層)毛穴の内部まで角質層の最表面
代表成分グリコール酸、乳酸サリチル酸グルコノラクトン、ラクトビオン酸
主な効果くすみ改善、角質除去、キメ整え毛穴ケア、ニキビ予防、皮脂コントロール穏やかな角質ケア、保湿
向いている肌質普通肌、乾燥肌、エイジングケア脂性肌、混合肌、ニキビ肌敏感肌、アトピー肌、酒さ
刺激の強さ中〜やや強AHAよりやや穏やかもっとも穏やか
保湿効果あり(特に乳酸)なし高い
光感受性高める(UV対策必須)AHAほどではないが推奨高めにくい

ピーリング成分の選び方まとめ

  • くすみ・ごわつき・エイジングケアAHA
  • 毛穴・ニキビ・テカリBHA
  • 敏感肌・初めてのピーリングPHA
  • 両方の悩みがある → AHAとBHAを朝晩や曜日で使い分け

AHA(アルファヒドロキシ酸)の種類と特徴

AHAは水溶性のピーリング成分で、フルーツ酸とも呼ばれます。肌表面の古い角質同士の結合を緩めて穏やかに剥離させ、くすみ・ざらつき・キメの乱れに効果的です。

AHAの代表的な種類の違い

成分名由来特徴
グリコール酸サトウキビ分子が最小で浸透力が高い。効果も刺激も強め
乳酸(ラクティックアシッド)乳製品保湿効果がありマイルド。敏感肌向け
リンゴ酸リンゴ抗酸化作用あり。他のAHAと組み合わせて使われる
酒石酸ブドウpH調整剤として配合されることが多い
クエン酸柑橘類低刺激だがピーリング力は穏やか

初めてAHAを試す方には乳酸配合がおすすめ。グリコール酸ほどの即効性はありませんが、保湿力があり肌への負担が少なく始めやすいです。


BHA(ベータヒドロキシ酸)の特徴と効果

BHAの代表成分はサリチル酸。AHAとの最大の違いは脂溶性であること。皮脂と馴染みやすいため毛穴の内部まで入り込んで皮脂や汚れを溶かし出すことができます。さらに抗炎症・抗菌作用があり、ニキビの予防・改善に非常に効果的です。

BHAが得意とする肌悩み

  • 毛穴の黒ずみ・開き:毛穴内部の皮脂を溶解
  • ニキビ・吹き出物:抗菌・抗炎症でアクネ菌にアプローチ
  • 脂性肌のテカリ:過剰な皮脂をコントロール
  • 肌のざらつき:角質を柔軟にして滑らかに

日本の化粧品ではサリチル酸の配合上限が0.2%(洗い流すものは0.5%)。韓国やアメリカの製品では2%配合が一般的なので、海外製品は高濃度の可能性に注意しましょう。


PHA(ポリヒドロキシ酸)——敏感肌のための第3の選択肢

AHA・BHAの違いを理解したうえで知っておきたいのがPHA(ポリヒドロキシ酸)です。代表成分はグルコノラクトンラクトビオン酸

PHAは分子サイズが大きいため肌の深部に浸透しにくく、角質層の最表面で穏やかに作用します。

PHAのメリット

  • 超低刺激:敏感肌やアトピー肌、酒さの方にも
  • 保湿効果が高い:水分を引き寄せるヒューメクタント機能
  • 抗酸化作用:フリーラジカルから肌を保護
  • 光感受性を高めにくい:AHAほど紫外線への感受性が上がらない

「AHAもBHAも刺激が強くて合わなかった」という方は、PHAから始めてみてください。


濃度とpH——ピーリング成分の効果を左右する2つの要素

ピーリング成分の違いは種類だけでなく、濃度pHのバランスも重要です。

  • pHが低い(酸性が強い) → ピーリング効果は高いが刺激も強い
  • pHが高い(中性寄り) → マイルドだが効果も穏やか
  • AHA・BHAともにpH 3.0〜4.0で最も効果を発揮

濃度の目安

レベルAHABHA対象
初心者向け5%以下0.5%以下ピーリング初心者・敏感肌
中級者向け5〜10%1〜2%ある程度慣れた方
上級・医療用10〜30%2%以上皮膚科での施術

「高濃度=高効果」ではありません。 バリア機能が壊れるとかえって肌トラブルの原因に。低濃度からスタートし、肌の反応を見ながらステップアップが鉄則です。

ピーリング成分を使うときの必須ルール
AHA・BHAを使用すると角質が薄くなり、紫外線の影響を受けやすくなります。ピーリング製品を使っている期間中は毎朝SPF30以上の日焼け止めを必ず塗布してください。曇りの日や室内でもUVケアを怠るとシミ・色素沈着の原因に。また、目の周りや傷・炎症部分への使用は避け、必ずパッチテストを行いましょう。


おすすめピーリングアイテム6選

AHA系おすすめ3選

① The Ordinary グリコール酸 7% トーニングソリューション
グリコール酸7%の拭き取り化粧水。コスパ良好でピーリング入門に最適。週2〜3回からスタートを。

② タカミスキンピール
日本で人気のAHA配合美容液。毎日使える低刺激設計で敏感肌の方にも取り入れやすいです。

③ Dr.G レッドブレミッシュクリアスージングクリーム
乳酸・リンゴ酸のマイルドAHA処方。保湿力あるクリームタイプで乾燥肌のピーリングケアに。

BHA系おすすめ3選

① Paula's Choice BHA 2% リキッドエクスフォリアント
BHA製品の世界的ベストセラー。サリチル酸2%で毛穴・ニキビ・黒ずみに集中ケア。

② COSRX BHA ブラックヘッドパワーリキッド
天然BHA(ベタインサリチル酸)4%配合の韓国コスメ。穏やかな使い心地で毛穴ケア効果◎。

③ ロート製薬 オバジC 酵素洗顔パウダー
サリチル酸配合の酵素洗顔。洗い流すタイプで肌負担が少なく、BHA初心者の入り口に最適。


ピーリング成分の正しい使い方ガイド

使い方の基本ステップ

  1. 夜の洗顔後、化粧水の前に使う(拭き取りタイプの場合)
  2. 美容液タイプなら化粧水の後に
  3. 使用後は十分な保湿(セラミド・ヒアルロン酸配合がおすすめ)
  4. 翌朝は日焼け止め必須

使用頻度の目安

  • 初めて:週1回の夜のみ
  • 慣れてきたら:週2〜3回
  • 低刺激タイプ:毎日OKの製品もあり(肌の調子を観察しながら)

併用NGの成分

成分理由
レチノール角質に作用する成分同士で過剰な刺激・皮むけリスク
高濃度ビタミンCpHが近く混ざると効果低下。時間を空けて使用
ナイアシンアミド酸と併用でフラッシング(赤み)が出やすい。30分以上間隔を空ける
他のピーリング成分AHA+BHAの同時使用は刺激過多。朝晩・曜日で使い分け

  • AHAは水溶性。くすみ・ざらつき・エイジングケアに。初心者は乳酸がおすすめ
  • BHAは脂溶性。毛穴・ニキビ・脂性肌に。サリチル酸が代表格
  • PHAは超低刺激の第3の選択肢。敏感肌でもピーリングケアが可能
  • AHAとBHAの違いは溶解性(水溶性vs脂溶性)と作用する深さ
  • 低濃度からスタートし、肌の反応を見ながらステップアップ
  • 日焼け止めは絶対必須。ピーリング期間中のUVケアを怠らない

よくある質問(FAQ)

Q. AHAとBHAの違いを一言で言うと?

A. AHAは「水溶性で肌表面に作用」、BHAは「脂溶性で毛穴内部まで作用」——これがピーリング成分の最大の違いです。くすみ改善ならAHA、毛穴・ニキビならBHAを選びましょう。

Q. AHAとBHAは同時に使える?

A. 同じタイミングでの使用は刺激が強すぎるためNG。朝にBHA、夜にAHA、または曜日で使い分ける方法が安全です。

Q. PHAはAHAやBHAより効果が弱い?

A. 即効性はAHA・BHAより穏やかですが、PHAには保湿効果と抗酸化作用があり、敏感肌でも継続しやすいというメリットがあります。AHA・BHAが合わなかった方の選択肢として有効です。

Q. ピーリングの効果はどのくらいで実感できる?

A. 個人差はありますが、4〜6週間の継続使用でくすみ改善やキメの変化を感じる方が多いです。ターンオーバー周期(約28日)を目安に、焦らず続けましょう。

Q. 敏感肌でもピーリングはできる?

A. はい。PHA配合品乳酸の低濃度品から始めるのがおすすめです。パッチテストを行い、週1回の使用からスタートしましょう。

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